2015年5月24日日曜日

片瀬漁港は何が釣れる?釣り場とそこで狙える魚を解説

おすすめ度8



一言コメント
意外に色々釣れるこの周辺。
設備は整っていて冬以外はボウズはあり得ない。ファミリーにおすすめ釣り場。

ポイント外観

主な釣り場は赤灯堤防(+境川沿いの小突堤)と白灯堤防です。赤灯台側は境川の河口となっています。人気度はどちらも同じくらいです。

それ以外の場所は釣れないし港で作業をしている方が多いです。釣り人は殆どいません。

厳密に言えば白灯台先端付近の柵が低くなっているところ以外は釣り禁止ですが現在は黙認されています(但し白灯堤防内側は入ると怒られます)。

水深は港内を除きどこも浅いです。赤灯堤防は足がつくほど浅いことも。港内は若干深く3-4mくらい。

 正面が赤灯堤防

白灯堤防




餌釣り

投げ釣り

ここでのメインの釣り方。
港内外向きなら割とどこでも良くちょい投げで釣ります。投げ釣りは遠投した方が釣れると思いがちですが片瀬漁港ではあまりそれは当てはまりません。特に赤灯堤防の場合深いのは河口周辺の船道だけでその他はかなり浅い(江ノ島大橋周辺などは干潮時に干上がってしまう)ためちょい投げで船道周辺を狙った方が良い釣果にありつけます。

皆さんキスとシタビラメを狙っていますが、ここではヒイラギがよく釣れます。自己記録は1日98匹。ヌルヌルしていて嫌われる魚ですが、高知では専門に狙う人が多く美味しいです。引きも大きさの割に強く楽しいです。冬の一時期を除きヒイラギボウズはまずあり得ないのでファミリーや初心者に非常におすすめです。かく言う私も最初の釣りはここのヒイラギ釣りです。

ヒイラギばっか

キスはヒイラギの合間にポツポツ混じるかたちとなります。シーズンの間はキスはヒイラギ9匹に1匹と行った所でしょうか?確率を上げたい方は白灯堤防をおすすめします。

ちなみにシタビラメは一日1匹釣れればいい方。釣れたら大当たりです。
この他にメゴチやニベも混じります。ニベは夕方になると河口付近で数釣りができます。




ちなみに港内にも結構カケ上がりのような地形があり良さげなのですが魚影はかなり薄いです。ただハゼはそこそこ釣れます。



ヘチ

ヘチは普段はあまり釣れません。主役はアカオビシマハゼです。しかし、たまに赤灯堤防外側(河口側)ではカワハギやウミタナゴ、シマダイが大挙して泳いでいることがありその時だけはヘチで様々な魚種を釣ることができます。
白灯側も同じような感じですが若干赤灯よりシマダイが釣れる印象。稀にアイナメも混じります。

赤灯堤防にて


クロダイは港内でのダンゴ釣りが主流でヘチ釣りは全く流行っていません。

サビキ

主なターゲットは春の稚鮎、夏の小サバ、小アジです。春の稚鮎はまとまった回遊が見られ、専門に狙う釣り師も多いです。ちなみに稚鮎は小さいため、それ専用のサビキ仕掛けが必要です。小サバは正直運次第。回遊しないことも多いです。
小アジは赤灯堤防先端内側がポイント。夏の間はかなりの確率でいるようでトリックサビキの釣り師がよく釣っています。

また、ここの釣り場はごく稀にマイワシが回ってくることがあります。私が小学生の頃に境川河口側の堤防でコマセなしで入れ食いでした。マグレで回遊してきたのかと思いましたが某釣り雑誌にはマイワシのおすすめ釣り場に片瀬漁港が載るなど以外に狙い目らしいです。時期は秋から冬にかけてです。投げ釣りで来た人も念のためサビキ釣りの仕掛けは持っておくと良いです。
イワシじゃないです


カニ

他の相模湾沿いの漁港と同じく秋にはワタリガニが大量に接岸してくるので狙うことが出来ます。ただ近くにカニ釣りの本場腰越港がありここはややマイナー。
車で来づらいので荷物がかさばるカニ釣りは敬遠されるのが理由なのでしょうがその分カニの魚影は濃いかもしれません。カニ釣りについてはカニ釣り情報をご覧ください。

実はノコギリガザミもいる。赤灯小突堤にて。


ハゼ

境川沿いの堤防で狙えます。上流側の岸から5m程の所がポイントで、数は出ませんが良型が釣れます。他には投げ釣りの項でも述べましたが港内でも狙うことができます。

穴釣り

白灯堤防の石積みを狙います。残念ながら根魚は少なく、ギンポとドロメが主です。ごく稀にアイナメやクジメが釣れます。
もう一つ狙い目なのは赤灯堤防と境川沿いの小突堤が分かれている所にあるテトラ。ここもチチブやドロメが主ですが、ドンコやメジナが釣れることがあります。

根魚が釣れそうな雰囲気ではない




ルアー釣り
この釣り場ではルアー釣りをしたことが無いので見たこと聞いたことをまとめます。エサ釣りが主の釣り場ですがルアーも悪くはないようです。

シーバス

境川河口はこの辺りではシーバス釣りのメッカなので多くの人が狙います。しかし、激スレのようで河口側で釣れているのは残念ながら見たことがありません。それよりも狙い目なのは白灯堤防。朝に80upのシーバスを2本担いで帰る人とすれ違ったことがあります。

フラットフィッシュ

あまり良い釣果を聞かないこの界隈。
しかし、マゴチは夏の白灯堤防で立て続けに3匹上がっているのを目撃しています。その方によるとヒラメマゴチは普通に狙えるようです。マゴチは白灯、ヒラメは赤灯が良いらしいです。

ただ狙う人は少ないので穴場感が漂う。

回遊魚

やっている人は見たことがありませんが可能性はあるのではないかと思っています。
サビキの項でも触れましたマイワシの回遊。私はマイワシを釣って帰ってしまいましたが、釣具屋の方の話によるとその後イワシを追ってイナダが川に入り込んできたそうです。そのときは塩分の低下で弱りタモで掬い放題だったとのこと。もし赤灯でルアーを投げていたら爆釣していたでしょう。
まあレア中のレアなので専門には狙えません。シーバスの片手間にどうでしょう。



小物
夏の赤堤防付け根ではルアーで小さなオニカマスが釣れます。その他メッキなども狙うことが出来ます。

おすすめ商品
 
白灯のマゴチを釣った方が使っていたルアー。お馴染みメタルマル。片瀬ではこれさえあれば何でもイケるそうです。

不意のマイワシの回遊に備えておきましょう。マイワシの場合はコマセは不要。

アクセス
小田急片瀬江ノ島駅から徒歩10分くらいです。割と駅からは近い方だと思います。

駐車場
この釣り場の弱点。駐車場はありますがどこも観光地プライス。一番近い駐車場は上限無しなため危険。電車釣行をおすすめします。

釣具屋
釣り場の脇にあります。イソメやサビキなど最低限のものは揃っています。
コンビニ
片瀬江ノ島駅前まで行く必要があります。釣り場に行く前に寄っておきましょう。自販機は漁港付け根にあります。

トイレ
漁港入り口にあります。






釣れたor釣れたのを見た魚

キス、ヒイラギ、シタビラメ、カレイ、スズキ、キビレ、ドンコ、メジナ、クロダイ、カワハギ、ウミタナゴ、アナゴ、メゴチ、ニベ、マハゼ、マイワシ、アジ、サバ、カマス、アイナメ、ギンポ、シャコ、タコ、タイワンガザミ

ルアー

マゴチ、シーバス、オニカマス、メッキ、アジ



秘密のポイント。魚はいるのか?


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