2018年11月26日月曜日

よく分かる大黒海釣り施設釣り情報


おすすめ度10


祝、営業再開
一言コメント
本牧と並ぶ東京湾最強クラスの釣り場。
なんでも釣れます。

ポイント外観



釣り場は大きく分けて外側、内側、渡桟橋に分けられます。水深はどこも7〜10mです。元沖堤防なだけありそこそこ深いです。

外側

かなり根が荒いです。向い風になる事が多い気が...。外側はルアーは良いですがエサ釣りはあまり釣れません。



内側

ベイブリッジ側です。
こちら側は海が穏やかなことが多く、景観を楽しみながらのんびり釣りをしたいファミリーにお勧め。エサ釣りで色々な魚が釣れます。逆にルアーはイマイチ。



渡り桟橋

釣り桟橋に向かう途中の狭い通路です。直接海に面してはおらず後述のケーソン釣りやテトラ狙い専用のポイントです。






餌釣り

サビキ

サバは外側が良く、アジは先端内側が釣れます。その他イワシやサッパは居る時期なら全域で釣れます。サバやアジはマヅメが中心ですが(ここのアジは特に)雨の日は日中も釣れます。

サビキ釣りの人で賑わう
サビキは手軽な釣りのように思えますが実は時期や時間を選ぶ釣りです。釣り公園なだけありサビキ釣りをする方は年中見られますがそんなに甘い釣りではありません。夏なら良いですがその他の時期にボウズ逃れをしたいのであればケーソン釣りをお勧めします。



また、渡桟橋下を群れて泳いでいる魚はボラです。サビキではまず釣れません。


ヘチ釣り

元々クロダイで有名だった沖堤なだけありヘチ釣りが盛んで、実績も凄いです。
クロダイやシマダイ、コショウダイ、アイナメ、メジナなどバラエティー豊かに釣れます。ポイントはヘチ全域ですが、特に好ポイントなのは外側手前の端。たまに数キロのコブダイも釣れます。外側の端はルアーマンにも人気なのでお互いマナーを守って釣りましょう。
また、メジナは後述のケーソンも好ポイントでケーソン専門のヘチ釣り師もいます。

メジナ



投げ釣り

カレイなどもいいですが、ここはなんといっても夏のイシモチ。群れがいればボウズはまず無くサイズも30cm程の良計が混じります。上手い人は50匹以上釣ることも。ポイントは内側一択です。外側は根が荒い上に大して釣れません。

竿2本制限なので無限に投げ竿を広げる投げおっさんがいないのも大黒の良い所。


泳がせ

夏のマゴチ狙いで盛んに行われています。
餌のハゼは川崎の勇竿釣具店に売ってますが常に品薄なので自分で釣っていった方が良いです。泳がせというと釣れたらラッキーというイメージを持つ方も居ると思いますが大黒のマゴチ泳がせは非常に簡単に釣ることができて楽しいです。

ポイントは投げ釣り同様これも内側でごく稀にヒラメも混じります。

外側で泳がせをやればあわよくばハタなども釣れるかもしれませんが何故か外側はアカエイやホシザメが非常に多いのでオススメしません。

泳がせでホシザメを釣った時の様子

まあそれでもかなりの確率で大物を釣り上げられ周囲の注目の的となることは間違いありませんし、実はホシザメはかなり美味しいらしい、、、?
ちなみに専門にサメを狙うのであれば泳がせよりも臭いのするサンマの切り身などの方が良いと思われます。




ケーソン釣り(穴釣り)

大黒一の名物です。
大黒の堤防には等間隔で隙間が空いています。そこには海水が通っており根魚やクロダイ、メジナ等が潜んでいます。これらを穴釣りスタイルで狙います。



ポイントが絞れて楽しくよく釣れます。私は大黒に行くときはほぼケーソン専門です。場所取りの必要がないのでこれをやりに行くなら朝早くから並ぶ必要はありません。
実はケーソンは一つずつ違い、釣れるケーソンと釣れないケーソンがあります。
根魚のポイントは秘密です。ご自身で攻略してみて下さい。メジナを釣りたければ渡桟橋の奥から2つ目のケーソン外側が高実績です。


割と簡単にこんなのが釣れます。



仕掛けは大きく分けてブラクリを使う人とヘチ釣りの仕掛けを使う人の2通りに分けられます。ヘチ釣りの仕掛けの方がエサの動きがナチュラルでメジナやクロダイが釣れますが。ブラクリの方が圧倒的に手軽です。根魚はどちらでも釣れます。ちなみに私はこの中間のような仕掛けを使っています。

なお、投げ釣り仕掛けやサビキをそのままケーソンに突っ込むとポイントが荒れたり他の釣り師が仕掛けを釣り怪我をする原因になりますのでやめましょう。


エサはなんでも良いですが、メジナを専門に狙う場合は海苔を餌に使います。とりあえず何かを釣りたければイソメを使っとけば間違いありません。特に夜間はイソメ一択です。


リリースを含めたら30匹は釣れたこの時。
詳しくは釣行記で。

灯台ケーソン




実は桟橋の先にも灯台前後に2つの隙間があります。発見したのは十数年前の中学生の私です(自慢)。その時は6号の重いブラクリにサンマの身餌という大黒ではふざけた仕掛けで良型のカサゴが入れ食いでした。残念ながら今はそこで釣る人も増え、手前のケーソンに関してはやっても釣れないというのが現状です。ホームページの釣果情報にも灯台隙間として載ることがたまにあります。

このポイントの欠点として
・投入時や回収時に地面を引きずるため釣った魚に傷が付く、ブラクリはボロボロになる。

・北風の時は良いがその他の風向きだとキャストが難しい。

・斜め投入により道糸も擦れる。

・障害物が多くよく引っかかる。

もし地上の障害物に引っかかったら取ろうなんて考えず仕掛けを切って下さい。特にナイロンラインの場合引っ張ったら仕掛けが吹っ飛んできます。そのポイントで釣っている初心者らしき方がよく仕掛けを吹っ飛ばしていますが他の人にぶつかったら大変です。

また、引っかからないようにキャストや回収には細心の注意を払って下さい。


このようにデメリットが多くそんな事をしなくても釣れる方法を見つけたため私はこの釣り方をやめましたが、どうしても釣れない人は試してみても良いかもしれません。

奥側のケーソンは釣ってる人を見たことがないのでまだ釣れるでしょう。


昔は1つのケーソンでこんな良型が釣れました。



テトラ釣り

渡桟橋付け根にはテトラがあります。
ブラクリなどを投げ込んで釣ります。
以前は結構釣れましたが最近は場荒れして大して釣れない上、道糸が堤防にスレて傷つくのでおすすめはできません。





ルアー釣り
大黒では入場者が増え釣り方制限がかかるとアンダースロー以外は禁止になります(ルアー全面禁止になる本牧よりはマシ)。本気で狙いたい方は朝の1時間ほどか平日が勝負です。
休日は夏場になると開場前から釣り方制限がかかることも。行ってからガッカリしないようにアンダースローにも対応できるようにしておきましょう。

シーバス

おそらく京浜地区では大黒が一番釣れます。
ポイントは外側の手前側の隅で、ここを確保してコアマンのスピンテール(これです)を投げておけばボウズは殆どないでしょう。根があるので稀に大型のハタも上がるポイントです。また、ポイントはケーソンやテトラ周辺の近場なので釣り方制限にも強い場所です。

但し、ここは先端に匹敵する人気のポイントなので確保される場合は早めに並んでおきましょう。そして列の前にルアーマンがいたら半分諦めましょう。
また、端が取れなくても外側手前あたりは好ポイントでその他の場所でも狙えます。ちなみに内側手前側の端は釣れそうですがそんなに釣れません。



外側手前にて。安定のコアマンスピンテール。
なんとなくホラー。


ショアジギ

秋にはイナダ、サワラ、タチウオなどが回遊してきてショアジギが盛んになります。ポイントは外側一択で先端寄りの方が釣れます。
最盛期には多くの人がルアーを投げるのでキャスティングには正確さが必要。両隣りがサビキやヘチ釣りの場所を選ぶと楽です。


メバリング

あまりメバリングをする人はいませんが、根魚の魚影が濃い大黒では有望な釣り方。日が落ちてから閉場までの僅かな時間が勝負です。
ポイントは堤防全域ですが、渡桟橋でケーソンの先の方にキャストしてケーソンを探るのがお勧め。貝類がびっしりの壁際にルアーが触れるとすぐ根がかりするのでなるべくアクションが控えめなもの(これとか)をただ巻きで使うのがお勧めです。
ちなみに場所柄アンダースローが基本となるので釣り方制限になっても特に問題なく釣りが続けられるのが嬉しいところ。

ここにキャスト!


エギング

5月のシリヤケイカ狙いと秋頃のアオリイカとスミイカ狙いが主流です。シリヤケイカは砂泥に棲むのとエギで底を引きずって釣るので根が少ない内側が良いです。
秋のスミイカとアオリイカは意外に大物が狙えます。500g overも上がっています。狙う人は少ないですがその分スレていないのでひょっとしたら遠征して西湘や伊豆に行くよりも釣れるかも?ただ潮の流れが早い日はかなり流される(特に外側)ので厳しいです。


マゴチ

夏は泳がせが盛んですがルアーはイマイチ盛り上がらず....。でも釣れなくはないです。ワームで狙ってみましょう。ワンナップシャッドパワーシャッドなどのアピール力が高めのワームで釣れているのを見かけます。


エギングもマゴチも内側が良い。





おすすめ商品
大黒における定番中の定番。大黒や本牧に通うルアーマンでこれを持っていない人はいないでしょう。シーバスでも回遊魚でもハタでも何でも釣れます。特にシーバス狙いでこれ持ってないのは釣る気がないも同然。重すぎずかと言って釣り方制限中のアンダースローでもしっかり飛ばせる20gがお勧め。カラーはピンク系統が好実績かつ万能。
ただ巻きで釣れるのでコンパクトロッドにお父さんから借りたであろうPBを投げていたお子様がシーバスを掛けるというなんとも凄い光景も(結局取り込めずバラしていましたが)

このパッケージに偽りはなし
本当に釣れます

また、大黒では他にもこれこれも人気。最近はこれの実績が凄い。






・Myケーソン釣りタックル







イカダ用の竿と小型の両軸リールです。

2つ合わせても200gに満たないとても軽いタックル。
ラインはフロロ2号-3号。

オモリは1号か1.5号を使ってます。
風が強くなければ1号で十分。ちなみにクロダイなどを狙うシビアな釣りではないので軽すぎるオモリを使ってもあまり意味がありません。

針は伊勢尼系の太ハリスのもので、オモリを重くする分ハリスは自然に漂うように少し長めにしています。

ただケーソン釣りをするだけならコンパクトロッドにナイロンの適当な仕掛けでもできますが本気で狙うのならやはり専用タックルを揃えるのががオススメ。

繊細なのでアタリが明確、何よりも引きがダイレクトに伝わるので非常に楽しいです。


1号のオモリを使用。
穂先が非常に柔らかいです。
しかし胴はしっかりしているのでかなり無理をしても大丈夫。
(28cmのメバルを抜きあげても大丈夫でした。)






アクセス
鶴見駅か横浜駅からバス。
京急生麦の近くからも乗れます。

始発は遅いし本数少ないし平日朝夕は詰め込まれるのであまりおすすめしません。

バス停は「海釣り公園入り口」と「大黒海釣り公園」の2つあり公式には大黒海釣り公園下車となっていますが、バスの経路の関係上海釣り公園入り口から歩いた方が早く着きます。ただし少し距離があります(200mくらい)。

駐車場
最大500円で夜間は閉まっています。
夏は大体5時前くらいに開くのですが、それまではだいぶ手前の交差点の門が閉まっているためそこに車で並ぶ事になります。先頭の車は午前1時、場合によっては前日から並んでいます。早めに行って並ぶ場合トイレがないので注意。

大黒は整理券方式なので前向きに駐車スペースに突っ込み、整理券を取ってから綺麗に駐めるのがメジャー。

並び方について
元々は施設入り口に普通に並んでいましたがルールが変わり、前述のように整理券方式になりました。一度整理券を取れば開場10分前までは自由にできます。



6時開園の場合を例にとると、、、

【車で並ぶ】4時40分頃交差点の門が開く→【並ぶ】5時に施設が開く→整理券を取る→10分前までに施設前に【並ぶ】

早めに来た場合は3回並ぶ必要があります。



釣具屋
施設内にあります。
品揃えは悪くイソメは500円もします。
あくまでも緊急用です。
時間延長イベントの際は営業時間に注意。

ちなみに貸し竿もやっています(1000円)。

コンビニ
無いです。
休憩室にニチレイ販売機とカップラーメン販売機があります。釣り場で食べるカップラーメンやニチレイの台湾飯は最高。
その他パンの販売機が管理棟入り口にあります。



トイレ
休憩室にあります。


その他
釣り料金は大人900円。子供450円です。結構高いです。回数券は本牧と共通なのでどちらでも使えます。




釣れたor釣れたのを見た魚

カサゴ、メバル、ムラソイ、クロソイ、クロダイ、マダイ、イシダイ、コショウダイ、コブダイ、スズキ、シロギス、マハゼ、マゴチ、マコガレイ、ヒラメ、イシモチ、ニベ、メジナ、サバ、アジ、イナダ、アイナメ、メジナ、イワシ、サッパ、アナゴ、ウナギ、イシガニ、タコ、ヒラメ

ルアー

カサゴ、メバル、ムラソイ、キジハタ、シーバス、マゴチ、サワラ、イナダ、サバ、アジ、タチウオ、シリヤケイカ、スミイカ、アオリイカ、タコ


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